the uncomfortable chair

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Converting Pentel Graph 600 0.5 mm into 2.0 mm #2

2, 軸の加工

into2mm2.jpg
次にGraph 600を分解してみましょう。口金を外してノックを押せば先端チャックが出てくるので、その部分をペンチで切断すれば、内部機構が取り出せます。

into2mm2_2.jpg
この口金の取り付け部に注目してほしいのですが、今回の方法で改造する場合、この取り付け部の穴を拡げ、芯ホルダーのクラッチ部分の根本が軸の中に入るようにしなければならないので(参照)、この取り付け部の直径が十分な大きさである必要があります。実際改造したものでは、Graph 600やGraphGear 500、タジマすみつけシャープ1.3mmメタルヘッドは加工するのに問題は無かったのですが、Graph 1000はギリギリの直径でした。この取り付け部の直径で、改造できるシャープペンが決まってきます。

into2mm2_3.jpg
口金の先端はペンチで切断しておきます。Graph 600の場合、段々になっている口金の2段目まで残し、そこから先を切り取ります。ここで根こそぎ切除しようとすると、パーツが歪んでしまったり傷が付く恐れがあるので、ある程度先を残した形で切断したほうがよいかと思います。この口金の切断面に出来た穴・口金取り付け部・軸尾部の穴をそれぞれ拡げることで、前回述べた「筒」を作っていくことになります。

次回は、これらの穴の加工方法を紹介したいと思います
(なかなか進まなくてすみません)。



  1. 2009/05/03(日) 22:05:16|
  2. 2.0 - 5.8 mm
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Converting Pentel Graph 600 0.5 mm into 2.0 mm #1

Graph600_20.jpg

手元にあったPentel Graph 600の改造芯ホルダーを知人にあげてしまったのですが、また欲しくなってしまいました。改造方法は、以前から紹介しているKoh-I-Noor Tecnigraph 5611系統の芯ホルダーを使う方法なのですが、改造方法についてはこれまでさほど詳しく紹介していなかったと思われます。そんなわけでこの際、工作するついでに何回かに分けて順を追ってエントリしたいと思います。 まずは予備的な説明から。


1, 芯ホルダーの構造

まず使用する芯ホルダー(STILUS SECOLGRAF 151 TOTOMINA)を分解してみましょう。クラッチを出しつまんで回すと、クラッチ部分が外れ、中の部品が出てきます。

into2mm1.jpg

分解するとこんな感じです。 改造には軸とクリップ以外の部品を使います。

into2mm1-2.jpg

この尾部にある短筒状の部品は、筒の中でバネを受けています。この部品とノックボタンとでバネを両端で受け、このバネが伸び縮みすることで、先端部のクラッチが、パイプの動きに連動して出たり入ったりするようになっています。 またクラッチ部分は、口金部分の穴よりも大きいので、最後まで潜り込まずに途中で止まるようになっています。

と、説明するのが蛇足なくらい、実に簡単な構造なのですが、これを見ると、先端側がクラッチの潜り込まない程度の大きさの穴で、なおかつ尾部側が短筒のパーツをはめ込められる大きさの穴になっている「筒」が出来れば、どんなものでもこの部品で芯ホルダーにすることができるのが分かります。

そんなわけで次回から、Graph 600でこのような「筒」を作っていきます。



  1. 2009/04/15(水) 01:20:00|
  2. 2.0 - 5.8 mm
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wooden barrels

wooden_barrel_1.jpg
最近、約50,000年前のAncient Kauriという木から作られた、2.0mmノック式ペンシルをいただきました。もっぱらプラスチック軸の安いペンシルばかり使っているので、木軸の感触というのもなかなかだなと、今更ながら気づいた次第。他にも木軸のペンシルが欲しくなってしまいました。

そんなわけで、木軸ということで真っ先に思い浮かんだのが、PILOT S20。芯径が個人的にあまり使うことのない0.5mmと0.3mmしかなく、2,000円ということもあってか、文房具店でも手に触れる程度で今まではあまり購入しようとも思っていなかったのですが、ここはひとつ、「例の方法」で改造でもしてみようかと思いました。

wooden_barrel_2.jpg
fitting the Tecnigraph 5611's clutch into the Pentel Graph 600's barrel

Koh-I-Noor Tecnigraph 5611系芯ホルダーの内部機構を移植する方法の場合、上の画像のように、クラッチ部分のパーツが軸内に入るようにするために、口金取り付け部の穴を削って拡げる必要があるのですが、このパーツよりも取り付け部の直径が小さい場合は、改造が困難になります。例えばぺんてるのGraphGear 500やGraph 600の場合、この直径が十分大きいので問題はないのですが、Graph 1000になるとぎりぎりの直径になってしまうので、慎重に穴を拡げたり、口金を取り付ける際に接着剤で補強したりする必要があります。

で、S20なのですが、購入して口金を外してみると、どう見ても穴が小さい。Tecnigraph 5611のパーツでは大きすぎて入れることが出来ません。さすがにこれは難しいなと思ったのですが、以前分度器さんのところで購入したLYRA EXPERT 6614が小さいクラッチを使っていたのを思い出して、大きさを比べてみると、これが正解。2000円のシャープペンシルをジャンクにする恐れもあり、改造する段になって多少ためらいもあったのですが、思い切って作ってしまいました。

wooden_barrel_3.jpg
the Pilot S20 pencil altered into a 2.0 mm leadholder

クラッチが小さいこともあって、製図用シャープの細い先端とも違和感がなく、なかなかカッコよく出来上がったと思います。 このクラッチを使うと、今までのTecnigraph 5611系のものよりも改造できる種類が増えるのが嬉しいのですが、LYRA EXPERT 6614は製造中止のため、新たに手に入れることができないのが残念です。


  1. 2009/03/14(土) 15:55:46|
  2. 2.0 - 5.8 mm
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GraphGear 500 2.0mm Leadholder

Graphgear500_20_1.jpg

タジマのすみつけシャープ(メタルヘッド)1.3mmを手に入れたのがそもそもの始まり。

ノック部(ぺんてるのマークシートシャープと同じ)がポリ素材で何か安っぽいので、この部分を何とかしたいと思い、蒐集箱をいろいろ探し、金属パーツのノック部分を取り付けてみました。このパーツは、Autopoint Autopencilのノック部。これをただ取り付けることは出来ないので、軸内部とパイプ部分をやすりで削って取り付けました。

難しかったのが、この削る前までの過程。それぞれのパーツを削るためには、分解と組み立て直しができなければならないのですが、クラッチとパイプは嵌め込むことができても抜けないような作りになっているので、ここが外れないかぎりは分解することは出来ません。考えること数日・・・思いついたのが、壊さずに分解するのを諦めて2本のシャープからそれぞれの部品を取り出す方法。まあ、この程度で数日考えてしまうのもどうかと思いますが・・・。幸い、Pentel Teachy's 1.3のクラッチ部分がすみつけシャープと同じなのが分かったので、その分安上がりに済みました。なお、上の画像では本来の黒軸ではなく赤軸になっていますが、この部分はメタルヘッドではない1.3mmすみつけシャープ(赤)の軸を取り付けてみました。この部分はメタルヘッドのすみつけシャープもぺんてるのマークシートシャープも同じつくりですので、そのまま取り付けることが出来ます。

・・・と、ここで筒状になった軸を見て「もしかしたら・・・」と思いました。この先端の穴をドリルで拡げ、ドロップ式の芯ホルダーの機構を中に入れれば、簡単に芯ホルダーが出来そうな気がしたのです。GraphGear 500と同じグリップの芯ホルダー、これはぜひ作ってみたいと早速実行に移すことに。とはいっても、まともな改造など一度もやったことが無いので、東急ハンズで必要そうな工具を揃えました。

【揃えた工具類】
・手動ドリルとドリル刃(合わせて2,500円程度。意外と安い?)
・バイス(万力。2,000円程度)
・パイプカッター(800円程度)
・棒やすりセット
・ラジオペンチ
・紙やすり
・板ゴム(万力で挟む際に部品を保護する)
・マスキングテープ(やすりがけ部分以外を保護する)

ラジオペンチと紙やすり以外は初めて買ったのですが、ホームセンターや道具店だともっと安く済むかもしれません。ドリルもピンバイスなどで済ませることが出来そうです。100均ショップで入手できるものもあるでしょう。

一方、流用する芯ホルダーの機構部ですが、例えばステッドラーの780Cや現行のユニホルダーは、クラッチ部分を取り外せないため向いていません。また、軸内部に加工があるもの(スプリングを固定するための「引っ掛け」部分が出来ているものなど)も、違う軸では使用できません。

Graphgear500_20_2.jpg

当初は旧ユニホルダーの機構部を使おうと思ったのですが、穴を開けているうちにいつの間にかクラッチよりも大きい穴になってしまいました・・・。そこで、Koh-I-Noor Super-Adapto 5616のパーツが穴にピッタリだったので、こちらを使ってみることに。これに合わせて軸内部もドリルとやすりで拡げ、パイプを切り取り、Super-Adapto 5616の機構部を流用して組み立てました。ノックボタンはパイプをやすりで削りながらねじ込んで取り付けなおしています。このノックボタン、しっかりねじ込んで取りつけておかないと、スプリングに押されて勢いよく飛んでしまうので注意が必要です。
かくして、どこにも売られていないGraphGear 500 2.0mm(改造したのはすみつけシャープですが・・・)が完成しました。

Graphgear500_20_3.jpg

ところでこのKoh-I-Noor Super-Adapto 5616や同構造のTechinigraph 5611*を使う方法、軸が適当な大きさの軸になっていればあらゆるものに流用できそうです。
*他にはSTILUS SECOLGRAF 151 TOTOMINAが同じつくりです。似たような形でも、Alvin Tech DAやCretacolor TOTIENSなどではノックボタンを取り付け直すことはできないのでご注意。

Graphgear500_20_5.jpg

GraphGear 500でも出来そうだったので作ってみました。すみつけシャープとグラフギア500の「メタルヘッド」は同じように見えますが、実は若干違っています。すみつけシャープに比べてグラフギア500は先端の円錐部が細くなっているため、加工するとこのように円錐部をすべて切除しなければなりません。個人的にはすみつけシャープの先端の方が好きですが、芯を出したときの先端はグラフギア500の方が良いかもしれません。ちなみにこの改造は、ラジオペンチとやすりだけで加工しています。

改造まにあさんのサイトを見ていつも羨ましいと思っていたのですが、その足元には及ばないとはいえ、結構意外と簡単に改造が出来ました。いつかは改造まにあさんみたいに「ぺんてるケリーノック式2.0mm」みたいな名作も作ってみたいものです。最近出たサンスターのシャーピッツや谷川商事のシャープ鉛筆を見て、どうだろうと考え出したりして。

※なお、改造とそれに伴う諸々の事柄については、あくまで自己責任でお願いいたします・・・特にノックボタンは危険ですので。

  1. 2008/11/30(日) 16:00:00|
  2. 2.0 - 5.8 mm
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PLATINUM PRO-USE 357

prouse357_1.jpg

プラチナのPRO-USE 357、「357」が示すように、0.3 mm、0.5 mm、0.7 mmの3種類の芯径に対応した、多機能ペンタイプのシャープペンシルです。値段は税抜きで3500円。現在は製造中止のようです。

機構は振り子式です。多芯径対応のペンシルにはぺんてるのFunction 357があるのですが、見た目はやっぱりこっちの方がいいですね。グリップ部分は一見するとゴムグリップか樹脂に見えますが、実は金属製です。このグリップはプラチナの振り子式多機能ペンに共通しているようです。PRO-USEシリーズというよりも、多機能ペンシリーズの1つという感じでしょうか。

prouse357_2.jpg

他の多機能ペンでもそうなんですが、ペンシルの先端を出したときにノック部が引っ込んだ状態になるのはあまり好きじゃないんですよね。使っていない状態のノック部の長さに合わせて全体のバランスを考えていると思われるので、何か尻切れになっててかっこ悪い気がします。

prouse357_3.jpg

中をみるとこんな感じになっています。芯はさらに機構部を取り外して入れ替えるようになっていますが、先端から入れたほうが楽かもしれませんね。

prouse357_4.jpg

さらに機構部を取り外すとこんな感じになっています。3本のパイプがありますが、0.7 mm用のパイプだけ太くなっています。0.7 mmの場合はパイプの中に機構部を嵌めるようになっていて、0.3 mmと0.5 mmは機構部の中にパイプを嵌めるようになっています。

そこで気になる芯径のカスタマイズですが、パイプが同じ0.3 mmと0.5 mmは取替え可能なので、例えば、滅多に使わない0.3 mmを外して、0.5 mmをもう一本買って「557」とすることは可能です。しかし、0.7 mm使いの私としては3つの芯径をすべて0.7 mmにして「777」(黒・赤・青の0.7 mm三色シャープ)を作りたい。第一、折れやすい色芯が0.5 mmというのは、実に頼りない・・・。

一見したところ、パイプも嵌め方も違うので無理そうなのですが、0.7 mmの機構部の中に細い方のパイプを嵌めてみると、パイプの太さ程の違いはなく、若干緩い程度なのが分かります。最初、パイプにテープを巻いて隙間を埋めてみようと思ったのですが、テープを巻くほどの隙間でも無いので、ペンチを使ってパイプをやや歪ませてわずかな楕円にすることで長径を拡げ、機構部を嵌めても緩まないようにしました。

prouse357_5.jpg

かくして世にも珍しい、0.7 mmマニア垂涎の0.7 mm三色シャープペンが完成したのですが、「製作するのにどれだけの金がかかったんだ」とかは聞かないでください・・・。

※0.7 mmの機構は日本製品にはほとんど無いのですが、海外のマルチペンではよく使われています。よく知られているものではパーカーのVector 3-in-1で、この機構部もパイプを加工すれば転用可能です。これならPRO-USE 357を追加で買うより若干安くつくのですが、それでももったいないですね・・・。

ちなみに「333」や「555」も作ってみようと思ったのですが、0.7 mm部のパイプに機構部を嵌めると、機構部が奥まで入ってしまうため、こちらは作るのが難しいようです。

※ぺんてるのFunction 357の場合、シャープユニットを加工せずに相互交換することが可能なので、好みの芯径をカスタマイズすることができます(製造中止ですが、Function 599rという0.9 mmのユニット(黒芯と赤芯)が入ったものもあるので、これを含めると4種類の芯径から選ぶことができます)。また「555」には、uni COLORの3色シャープペンがあります。

prouse357_6.jpg

今回初めてuni colorの0.7 mm芯を使ってみたんですが、結構いい芯だというのを「発見」しました。従来のワックスを固めたような色芯とは違い、書き味もさらさらして消え具合もかなり良い。こんなに色芯が進化していたとは、恥ずかしながら知りませんでした。ただ、やはり折れやすいことは否めないので、収納するときはノック部を押さえながらゆっくり入れなければなりませんが・・・。


【参照リンク】
Stationery! Stationery!! Stationery!!! - rotring トリオペン ペンシル

同じような振り子式の多芯径対応ペンシルは、ロットリングからも出ています。こちらでは綺麗な写真で新旧のモデルを見ることができます。中の機構を見てみるとPRO-USE 357とちょっと違うようです。



  1. 2008/10/13(月) 12:00:00|
  2. 0.2 - 1.8 mm
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