the uncomfortable chair

好きなものや思ったことなど。

uni KuruToga 0.7mm

今のところ発売されていない、三菱クルトガの太芯仕様。0.7mmや0.9mmのシャープペンシルを好む私としては、もし太芯仕様のクルトガがあるとすれば、その使用感や描線がどういう感じになるんだろうと考えていました。0.7mmや0.9mmでは、いわゆる「偏減り」状態のときに0.3mmや0.5mmのそれよりも偏減りの度合いが大きくなるはずなので、これらの芯径のシャープペンシルに「クルトガエンジン」が搭載されていると、何か便利そうな気もします。

そんな折、「極細マイクロドリル刃」の存在を知り、これを使えば0.5mmしか芯径のないシャープでも、好みの0.7mmや0.9mm用シャープに改造できるのではないかと思いました。そこで、一番興味のあるクルトガの太芯仕様を早速作ってみようと考えた次第。いろいろ紆余曲折あった末、ようやく実用的な改造が出来るようになりました。

というわけで、今回は改造版クルトガ0.7mmを紹介します。「0.7mm」と書きましたが、部品をそろえれば同じような作り方で0.9mmも作ることが出来ます。また、450円版のクルトガもハイグレード版も全く同じ加工となります。なお、アルファゲルのクルトガは先端部分の作りが違うので、この加工法では改造できません。

kurutoga_07_01.jpg

Disassemble KuruToga's terminal unit

まず、クルトガの先端部をこんな感じで分解します。口金パーツ(黒いプラスチックのパーツ)から先端の金属パイプ部分を外します。

kurutoga_07_02.jpg
Pull out a 0.7mm guide pipe from the "Uni Color" pencil

0.7mm芯用のパイプは、「uniColor 0.7mm」シャープのガイドパイプを用います。私の知るかぎり、手に入りやすい0.7mmのシャープでは、これが一番金属パイプ部分を取り外しやすくなっていると思います。口金が金属のものは、取り外すのが難しく、工具で取り外す際にパイプを歪めたり傷つけたりする恐れがあるので、お薦めできません。なお、0.9mmシャープでは現行品でお薦めできるものが見つからないのが現状です(何かいいものがありましたら教えてください)。

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2.0 mm round soft-plastic beam

これは模型店で手に入る2mm径のプラ棒(商品名は「透明ソフトプラ材2mm丸棒」)。口金パーツの穴にこのプラ棒を差し込みます。

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Insert the plastic beam into KuruToga's tip

口金パーツの穴は約1.5mmなので、ドリルで穴を2mm程度まで拡げ、プラ棒を差し込みます。大体5mm程度差し込めば大丈夫です。

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Make a hole with a micro drill and insert the guide pipe

これが今回の改造の中で一番手間が掛かるのですが、プラ棒を詰めた口金先端部の中心に極細ドリルで穴をあけ、0.7mm芯用のガイドパイプを差し込みます。0.7mmパイプの外径にあわせるので大体0.9mmくらいの穴になります。最初は目標の直径よりも細いドリル刃を使い、次第に太くしていくという感じで穴をあけていくとよいでしょう。もちろん中心からずれると、パイプを差しても芯が出せなくなるので、ここは慎重な作業が必要です。

kurutoga_07_06.jpg
Widen KuruToga's clutch with a drill so as for it to hold a 0.7mm lead

極細ドリル(0.7mm前後)を使って、金属チャックを0.7mm芯にあうように拡げます。拡げすぎて芯がホールドできなくなるとやり直すことが出来ないので、実際に0.7mm芯を入れてみて大丈夫かどうか何度も試してみるとよいでしょう。なおこの際、ドリルを回すとクルトガ機構のため金属チャック部分ごと回ってしまい削れないので、ドリル刃を出し入れする感じで削るとよいでしょう。

また、0.7mm芯を挟めるようになったものの、上手く繰り出しが出来ないことがあります。これは削りが少ないためで、実際に芯を入れ口金パーツを取り付けた状態でノックしてみると、ノックのストロークが短く、カチカチというクラッチが開く音がしません。これも何度も実際にパーツをはめてみて上手くできるかどうか何度も試しながら削ってみるのがよいでしょう。

kurutoga_07_07.jpg

そんな訳で、他に大掛かりな加工もすることなく、あとは組み立てなおすだけでクルトガ0.7mmの完成です。芯ホルダー改造のように手が痛くなるまでひたすら金属を削るといった作業の必要はない分、簡単で楽かもしれませんが、細かい作業は多少目が疲れるかもしれませんね。

【参照】
uc_2:
改造の失敗
改造の成功
KURU TOGA 0.7mmへの準備




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  1. 2009/11/30(月) 00:30:00|
  2. 0.2 - 1.8 mm
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

スゴイ!
感服いたしました。
色々参考にさせてください。
  1. 2009/11/30(月) 12:16:40 |
  2. URL |
  3. 銀狐 #-
  4. [ 編集]

Re

>銀狐さん

はじめまして。
あまり工作関係には造詣の無い者が考えた改造方法ですが、
参考にしていただければ嬉しいです。

何か面白い改造とか思いついたら、教えてください。
  1. 2009/12/01(火) 00:24:00 |
  2. URL |
  3. isu #uaIRrcRw
  4. [ 編集]

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