
手元にあったPentel Graph 600の改造芯ホルダーを知人にあげてしまったのですが、また欲しくなってしまいました。改造方法は、以前から紹介しているKoh-I-Noor Tecnigraph 5611系統の芯ホルダーを使う方法なのですが、改造方法についてはこれまでさほど詳しく紹介していなかったと思われます。そんなわけでこの際、工作するついでに何回かに分けて順を追ってエントリしたいと思います。 まずは予備的な説明から。
1, 芯ホルダーの構造まず使用する芯ホルダー(STILUS SECOLGRAF 151 TOTOMINA)を分解してみましょう。クラッチを出しつまんで回すと、クラッチ部分が外れ、中の部品が出てきます。

分解するとこんな感じです。 改造には軸とクリップ以外の部品を使います。

この尾部にある短筒状の部品は、筒の中でバネを受けています。この部品とノックボタンとでバネを両端で受け、このバネが伸び縮みすることで、先端部のクラッチが、パイプの動きに連動して出たり入ったりするようになっています。 またクラッチ部分は、口金部分の穴よりも大きいので、最後まで潜り込まずに途中で止まるようになっています。
と、説明するのが蛇足なくらい、実に簡単な構造なのですが、これを見ると、先端側がクラッチの潜り込まない程度の大きさの穴で、なおかつ尾部側が短筒のパーツをはめ込められる大きさの穴になっている「筒」が出来れば、どんなものでもこの部品で芯ホルダーにすることができるのが分かります。
そんなわけで
次回から、Graph 600でこのような「筒」を作っていきます。
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- 2009/04/15(水) 01:20:00|
- 2.0 - 5.8 mm
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このブログを参考にしてgraph1000の芯ホルダーを作ってみました。重すぎず、軽すぎず、とても使いやすいので、毎日重宝しております。感謝の念も込めて一応報告させていただきました。
これからも、素晴らしい改造を楽しみにしています。
- 2009/04/26(日) 22:06:52 |
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- ひらくなり #-
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>ひらくなりさん
はじめまして。
あまり参考にはならないエントリですが、上手くできたとのことで何よりです。
仕組み自体は簡単なのですが、Graph1000の場合、加工が難しかったのではないでしょうか。
改造についてはこれ以外の方法は今のところ思いつかないんですが、
他にもノック式とかも作ってみたいものです。
- 2009/04/27(月) 00:32:05 |
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