
この名前は気になっていました。まんまですが「ハヤーイ」と読みます。軸に貼ってあったシールに書いてありました。 この変わった名前以外にも、何処かのサイトで、ハヤーイはオートマチックシャープだと書いていたところがあったと記憶していたので、その機構も気になっていました。
実際、軸を見ると・・・

》POINT PUSH-MATIC《 とあります。 先端をプッシュすると何かあるのか? これは気になります。 80年代中ごろ風のような、ロットリング風(他に黄色の輪もあり)のような意匠にもちょっと懐かしさを覚えつつ、600円にて購入。この600円という中途半端な価格設定も気になります。気になり通しです。
先端はパイプスライド式。 クッション機能が付いてます。
それで問題の「ポイント・プッシュマチック」なんですけど、ためしに芯が潜っている状態で先端を押してみると・・・

こんな感じでニョキっと芯が出てきます。・・・これはあのぺんてるQXと同じ先端プッシュ繰り出しではありませんか! しかも600円とお手頃で、QXとは違いペン先をノックボタンで収納することも出来ます。これは隠れた名作ではありませんか!
実際書いてみると、筆記中にクッションが働くたびに芯が出てくるので、スリーブで擦ることが殆どありません。これはすばらしい。オートマチックシャープの最高峰だ、POINT PUSH-MATIC恐るべし。
・・・と満足感を覚えつつガシガシ意味も無く字を書いていると、ちょっと気づいたことが。 スライドスリーブがどんどんもぐって短くなっていくではありませんか。書いているうちにスリーブが完全に引っ込んでしまいました・・・。
つまりこの、先端を押したらニョキっと芯が出たように見えたのは、パイプスライド機構とクッション機構による錯覚の「繰り出し」だったのです。スリーブがフルに伸びている状態で先端を押すと、パイプスリーブと中の芯が押されますが、芯はクッション機構で戻るのに対して、スリーブは戻らないので、その差の分だけ芯が繰り出されたように見えただけなのでした。スリーブが完全に引っ込むまでずっと気づかなかったとは。まあ、別にプラチナ萬年筆さんも騙した訳ではなく、勝手に先端ノック式と勘違いした私が悪いだけですが。 でも 》POINT PUSH-MATIC《 とあれば、何かそんな感じがするじゃありませんか。
とはいえ、スライドスリーブが引っ込み切るまでずっとノックは不要(これだけの長さであれば結構書けます)でしたし、ガシガシ書いても折れることはなかったので、書き味は結構良いと思います。クッション機構好きな人におススメです。
それにしてもPOINT PUSH-MATICが何なのかは依然として謎です。
単なる「パイプスライド+クッション機構」の別称なのでしょうかね?
《関連リンク》プラチナ Hayaai?シャープペン (Stationery Crip)
ここで取り上げたものとは違うHayaaiです。他にも100均ショップで売られたのもあったと思いますが、これらの仕組みはまた違ったものなのでしょうか?
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- 2007/02/01(木) 22:16:30|
- 0.2 - 1.8 mm
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5
どうも、リンクありがとうございます。
私のハヤーイと違って、パイプスリーブ
なんですね。
デザイン、たしかにロットリングみたいで、
こちらの方がカッコイイです。
なんと、100均にもあったとは・・・
たしかに、気になりますね。この名称&機構。
これはisuさんがいつか解明されることでしょう!(笑)
- 2007/02/02(金) 23:38:06 |
- URL |
- luckymarimo #IXV7FlQ6
- [ 編集]
>luckymarimoさん
最近いろいろお忙しいみたいですね。
こういう感じのデザインって、私が中学生の頃流行ったんですよねぇ
(luckymarimoさんは私と同世代かな?)
時代的にはこれに「ぺんてるハイポリマー100」なんかが似合います。
機構はスライドスリーブ式+クッション機構以外、これ以上分かりませんねぇ。
luckymarimoさんが持っているHayaaiはどんな仕組みですか?
- 2007/02/03(土) 02:01:02 |
- URL |
- isu #uaIRrcRw
- [ 編集]
やはり同世代でしたか(笑
まあ私も文具に本格的に注目するようになったのは
4年位前からなので、いまさらながら「再発見」したりしてます。
何と!別バージョンのHayaaiを贈っていただけるとのこと。
届き次第報告させていただきます。
(お返しの品も用意しておきますね)
- 2007/02/05(月) 20:18:10 |
- URL |
- isu #uaIRrcRw
- [ 編集]