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the uncomfortable chair

好きなものや思ったことなど。

Spiral Pencil (Autopoint / Dur-O-Lite)

spiral1.jpg

Autopointの繰り出し部には上のように2種類あることは
以前も述べましたが、現在も使われている繰り出し方法では、
繰り出し棒がパイプから飛び出ていてスペースをとるため、
構造上充填できる芯の長さが短くならざるを得ません。
それに比べ、「螺旋丸見え構造」では、
繰り出し棒が螺旋パイプから飛び出ることがない構造なので、
もっと長いのもあるんじゃないかと思っていました。

spiral2a.jpg

そんなわけでこちらです。Autopointのマークセンス用1.18mmペンシル。
ベルシステム(通信会社)のデータ入力用に作られたものです。
未使用で新品同様のものを10本ほど手に入れましたが、
60年代(データがパンチカードで打ち出されていた頃の)製品です。

spiral3.jpg

この螺旋パイプが長い。Autopointの替え芯2本分は入ります。
YARD-O-LEDの芯も十分に入りますし、
Scriptoの長い芯なら、ほんのわずか飛び出る程度です。
クリップも無いすっきりしたデザインで、気に入っています。
鉛筆のような感覚で使えるのが好きで、
今のところ個人的日常使いの筆頭になっています。
この軸が気に入ったので、上の短い螺旋の方(0.9mm)を入れて、
さらにもう一本携行しています。

spiral4s.jpg

消しゴムのリフィルは、現行のAll-American用が使えます。
これで当分は安心(?)。まあ使うことは無いんですけどね。

ところでこの「螺旋丸見え構造」ですが、何故一時期Autopoint社が
採用することになったのかは、あくまで推測ということですが、
この↓サイトでその一端を知ることが出来ます。
An Autopoint/Dur-O-Lite Mystery

因みにこちらが、そちらで話題になっているDur-O-Lite製ペンシル。
同じように、ベルシステムのマークセンス用に作られています。
spiral5a.jpg

尾部と軸の長さ以外は全く同じ作りで、
実際、内部の螺旋パイプを入れ替えることも出来ます。
あまりにも同じなので、上のサイトで書かれているように、
AutopointがDur-O-Liteを特許期限切れを狙って完全にパクッたとは、
却ってにわかに信じられない気がします。
この両社の奇妙な関係も気になってしまいますね。
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  1. 2006/12/09(土) 16:30:09|
  2. 0.2 - 1.8 mm
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