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the uncomfortable chair

好きなものや思ったことなど。

さまざまな双頭たち

double-ended_a1

私のブログでのささやかなしつこい宣伝活動?が
実を結んだのかどうかはよく分かりませんが、
最近ではモダスタどっとコムさんや分度器ドットコムさんといった
国内のオンラインショップでもAutopoint製品を
手に入れることができるようになりました。
しかも、上のTwinpointのアイボリー軸のように、
海外のショップでは入手できないような色まで売っていたりするのは、
ほんのちょっと前までは考えられないことでした。
両ショップの意欲には本当に頭が下がる思いです。

とはいえ、ここで満足して留まればいいんですが、
調べてみると、「貧乏削りシャープペン」というのも
結構伝統があって、種類もいろいろあるんですよね。
これがまた、物欲を刺激するようなものばっかりで、ついつい…。

そんなわけで今回はこれまで手に入れた双頭式シャープペンを
紹介しましょう。




double-ended_a1

これはいかにも簡単な作りの双頭式シャープペン。1.1mm芯を使います。
年代は1930~40年代あたりのものでしょうか。
何か鉛筆の両端に、クロームサヤをつけたような形です。
8角形の軸はベークライト製で、赤(えんじ)と黒に塗られています。
画像ではちょっと見難いのですが、
真ん中の境目の塗装が結構いい加減だったりします。
ベークライト軸の感じはいいのですが、
先端に近いメタル部分をもつ私としてはメタル部分が滑って
ちょっと使いにくいです。


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このTwinpointも古いタイプです。
60年代のTwinpoint(こちらをクリック)よりも前のタイプと思われますが、
製造されていた年代は不明です。
これと同じ作りでベークライト軸のもあるらしいので、
最初に挙げたTwinpointの後継モデルだと思われます。
内部の作りは、以前紹介した「螺旋丸見え構造」(こちらをクリック)です。
軸が色違いになっているのが個人的には好きです。
ベークライト軸のタイプが手に入るといいのですが・・・。


双頭式シャープペンはAutopoint社以外でも製造されていました。


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こちらは製粉メーカーの広告が入ったものですが、
製造メーカーや製造年代は一切不明です。
50年代~60年代前半といったあたりでしょうか。
先端の金属パーツを回転させると芯が出る仕組みですが、
Twinpointと違うところは、逆に回転させると
芯が収納されるようになっている点です。
eBayで手に入れたものはかなり古いものなので、
繰り出し部が結構きつくなっていて多少使いづらいですね。


double-ended_a1

これはScriptoの双頭式シャープペン。
Scriptoでも作られているとは思いませんでした。
赤と青との透明軸が綺麗です。アルミ軸もかっこいい。
何か美容室の看板みたいですが・・・。
とはいえ、手に入れたものは青軸の内部にヒビが入っていました。
使用上は問題ないんですけど、透明軸が命なだけに残念です。
状態の良さそうなのを探す日々がまだまだ続きそう。。。
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  1. 2006/10/14(土) 14:20:44|
  2. 0.2 - 1.8 mm
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