
最近甲府で見つけたスタビロのシャープペン。
年代物(60~70年代)の雰囲気を漂わせています。

この軸の浮き彫りもいいですね。
70年代の芯ホルダー(TK9400やユニホルダーなど)によく見られます。

樹脂軸に埋め込まれたクリップなんてのも古い製品ならでは。
今では見られない加工ですね。
(スワンのワンポイントがかわいい)
もちろん、このシャープはノックボタンをはずしても消しゴムは付いてません。
(※余談ですが、消しゴムの有無というのが私的には「年代物」の
基準だったりします。大体1965~67年ぐらいの製品がそれに当たります)

口金は二つのパーツで構成されており、
内部には太さが調整できる先の割れたパイプが入っています。
この部分は、現在ではゴムパッキンが使われている部分です。
これだとゴム劣化の心配がありませんね。
こういう仕組みは初めて見たのですが、以前は結構あったものなのでしょうか?
ちなみに、このシャープペンを見つけた甲府の某文具店には
これどころではない年代物のシャープ・万年筆が並べられており、
その種類には驚かされてしまいました。
もちろんすべて非売品なのですが、触らせてくれますし
主人も商売そっちのけでいろいろ語ってくれたりします。
特に1950年頃のKANOE/PEACE4色シャープペンシル
(参照)や、
回転繰り出し式初代キャップレス万年筆は一見の価値ありです。ほんとに。
あえて店名は書きませんが、甲府駅から歩いて行ける距離にある文具店です
(私は偶然見つけたのですが、調べてみると、「知る人ぞ知る」店のようです。
万年筆の修理もしてくれるとか)。
甲府に立ち寄る機会があったら覗いてみることをオススメします。
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- 2006/01/09(月) 15:11:32|
- 0.2 - 1.8 mm
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正月に甲府に里帰りしたとき甲府駅の南の文房具屋でこの商品を見つけて、そのときは迷った挙句買わなかったのですが、やはり買っておくべきだったと後悔して、夏休みに帰ったときにその文房具屋さんによりました。そのときなくなっていて残念だったのですが、椅子さんが買っていたのだと知ってちょっとうれしいです。
- 2006/10/26(木) 23:35:40 |
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- 通りすがり #-
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あの文房具屋さんに行きましたか。
実家のあるところにあの文具店があるのは羨ましいですね。
私が手に入れた時点では何本か余っていた状態だったんですが、
もうなくなってしまったんですね。
ただ、店のご主人によれば倉庫にまだ他のヴィンテージ物があるとのこと。
里帰りの度に店頭をチェックしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに私は、あの店に飾ってあった「パーリアメント」という
速記用シャープが欲しいです。
- 2006/10/27(金) 00:41:11 |
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- isu #uaIRrcRw
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