
これ、ほんとに凄いですよ。私的には今年最高の収穫です。
ある方から売られていた文具店を教えていただいたんですが
(とにかく凄い品だという事だけを聞いてその店へ行きました)、
はるばる行った甲斐がありました。ほんとに感謝です。
何が凄いかというと、これ。

この赤と黒の●、
「何か」に似てますよね。ノックボタンもありません。
そう、これは「回転繰り出しの2色シャープペン」なのです。
シャーボのようにノック式のポイントが出るものではなく、
芯そのものが繰り出される仕組みです。

このシャープはAutopointのものとは違い、
内部の芯受け部が回転するパイプ内の螺旋を移動することで
芯が繰り出される仕組みです。
まあ、回転繰り出し式の機構の中では最も一般的な機構です。

これが内部のパイプなのですが、
ごらんのように逆方向の螺旋が2本交差しています。
つまり、ある方向を回すと一方の芯受けは上がり
他方の芯受けは逆に下がるようになっているのです。
こんな細い内部で二つのリフトが上下しているわけです。
う~ん、思わず感心せずにいられません。

軸の後をはずすと消しゴムと替え芯が出てきます。
使用できる芯は18mmなのですぐ替えなければなりません。
あと芯受けに取り付けるのも結構ひと仕事です
(とはいえ、そんなことはこれが使えることに比べたら些事?)。
ちなみにそんな0.9mm×18mmの黒/赤の芯は
ほんとに偶然で驚きなのですが、
ニューマンのシャープペンを買う前に立ち寄った他の店で
こんなこともあるとは知らずに入手していました。

これもまた珍品です。
銭単位(!)の表示があることから、昭和20年代のものでしょうか?
それにしては10円というのもけっこうな値段ですよね。
他にも1.1mmなんてのもありました。
それとこのケース、てかり具合から恐らくセルロイドだと思います。
取り扱いに注意しなければなりませんね。
スポンサーサイト
- 2005/11/28(月) 01:55:11|
- 0.2 - 1.8 mm
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
こんばんは。arch_proです。ご無沙汰しています。
すばらしいですね。こんなにきれいな状態で入手されたとは。
私も同じ機構の1.1mmのものを持っています。
芯が入手できないので、1.18mmと0.9mmで使えるようにチャック部分にアダプタを付けました。私のはプラスティックボデイです。
- 2005/12/03(土) 17:57:52 |
- URL |
- arch_pro #-
- [ 編集]
いつも「発想」の方は楽しく拝見しています。
入手したところは高級万年筆のようにガラスケースで
丁寧に保管していたので状態は非常に良いです。
芯の長さ18mmというのが古い規格だと思われるので、
これも意外と古いものなんでしょうか?
消しゴムが付いているので50年代とか60年代とかの物では
ないとは思いますけどね。
芯径1.1mmというのも海外のヴィンテージシャープペンで見られる
古いものですよね。もしかしたら軸は実はセルロイドとか?
- 2005/12/04(日) 09:16:33 |
- URL |
- isu #uaIRrcRw
- [ 編集]