the uncomfortable chair

好きなものや思ったことなど。

KOH-I-NOOR L. & C. HARDTMUTH No. 43B

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Koh-I-Noor Hardtmuthの太芯ホルダー、No. 43B。双頭式の芯ホルダーです。
eBayで手に入れたのですが、かなり古いものかと思われます(1930年より前か?)。
ちなみに"Hardtmuth"というのはKoh-I-Noorブランド創始者の姓。
Henry Petroski "The Pencil: A History of Design and Circumstance"(1989)の翻訳、
『鉛筆と人間』(晶文社 1993年)では「ハードムット」と表記されていますが、
これが英語圏の発音なのか東欧圏での発音なのかは不明です。

Hardtmuth43b_2.jpg

軸には材質は分かりませんが固めの木が使われています。
かなり年代が経っていると思われるので、厚めの塗装が剥がれやすくなっており、
撮影している間にも結構剥がれてしまいました。

Hardtmuth43b_3.jpg

中の構造は非常に簡単です。口金と軸が螺合されているのですが、
この口金を締めることで、口金内部が中のクラッチを押して、芯を固定するようになっています。
繰り出し量の調節には多少手間が掛かるかもしれませんが、5.8mm芯ということもあって、
そう頻繁に芯を繰り出す必要はないので実際の使用にはあまり問題がないと思われます。

今回のエントリには、珍しい双頭式のペンシルを紹介する意図もあったのですが、
「どっかでこれ、作ってくれないかな」というささやかな願望もあったりします。
構造も簡単で作りやすそうだし、2色の固形マーカーは個人的には「すぐれもの」だと思います。
芯径もダーマトグラフの規格に合わせれば、専用替え芯を作る必要はありませんし・・・どうでしょうか?

Hardtmuth43b_4.jpg

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  1. 2008/07/06(日) 13:00:00|
  2. 2.0 - 5.8 mm
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ZEBRA #2 Mechanical Pencil

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ゼブラのシャープペンシル、ZEBRA #2。日本では発売されていません。アメリカの方に取り寄せていただきました。「ゼブラNo. 2」とはずいぶん直截的なネーミングですが、これは別にゼブラを2番目に代表するペンシルとかそういうことではないようです。アメリカでは鉛筆で硬度がHBのものは#2と呼ぶことから、鉛筆型シャープということでそういう名前になっていると思われます。ちなみに#1というのはないそうです。芯径は0.7mmのみ、軸の色は2種類あります。

このペンシル、いろいろ考えさせられるペンシルです。まずはその価格。アメリカのオフィスデポでは$3.99。これは1本の値段ではありません。1ダースの値段なのです。現在のレートだと、1本あたり35円!です。機構は悪くないので結構使えるんですが、やはり「35円なんだよなぁ」と思わせるところがあったりします。

zebra2_2.jpg

ノック部には消しゴムつき鉛筆のように消しゴムが付いているのですが、この消しゴム、そのままノックボタンとなっているので、使い切ってしまうとノックボタンがなくなってしまいます。このペンシルの寿命はこの消しゴムに掛かっています。使い切る前に消しゴムが折れてしまう可能性もあります。

軸の色はペイントなのですが、このペイントが剥がれやすい。3日ほど使って少し剥がれだしたのでちょっと爪でこすってみたらこんなに広がってしまいました。

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このペンシルに感じられるのは、メーカーが「使い捨て」を促しているのではないかということです。この価格で1ダース単位(6本パックもありますが)での販売、消耗品としてのノックボタン、剥がれやすい軸のプリント・・・とても長い使用を考えて売られているようには思えません。今までのシャープペンシルとは違った販売方針のような気がします。ゼブラのような大手メーカーがこんな価格で、しかも100均ではなくオフィスデポのようなオフィスサプライ専門店でこのシャープペンシルを売っているということは、低価格帯といえば1本100円というのが20年以上も続いてきたシャープペンシルの市場に、何か新しい動きを感じてしまいます(大げさですね)。

とはいえ、このペンシルを単なる安物の「残念な」存在と片付けてしまうのには、何か抵抗を感じてしまいます。1週間ほど使ってみたのですが、結構気に入ってしました。まず何といってもその軽さ。「ポストマン」でも上手く測ってくれないくらいの軽さで、5g未満です。軸の長さも12.7cmで、個人的には丁度いい長さです。また、低価格帯でありながら(超低価格ゆえに?)、ゴムグリップが付いてない細軸なのも私の好みです。機構に関しては使ってみて意外と問題ないようなので、消しゴムをできるだけ使わずに軸の剥がれを気にしなければ、メーカーの意向(?)に反して結構使えるのではないかと思います。

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ZEBRA #2と一緒に同梱していただいたZebra frishaの海外仕様。外見は日本で発売されているものと変わりませんが、海外仕様の芯径は0.7mmになっています。ぺんてるのケリーも海外仕様は0.7mmでしたね。クルトガなんかも海外で発売されるなら、0.7mmで売り出されるのでしょうか?

【参照リンク】
Zebra Pen Corporation - ZEBRA #2 / Cadoozles / Frisha Automatic


zebra2_5.jpg

  1. 2008/07/04(金) 00:30:00|
  2. 0.2 - 1.8 mm
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