
私はシャープペンシルのクリップをできるだけ取って使うようにしています。シャープペンシルは軸を回しながら書きやすいポイントを選んで書くので、その際にクリップが引っかかるのが気になってしまうからです(最近出た「クルトガ」はあまり使う気になれません…)。今回はそんなクリップについてとりとめない話でも。ちなみに上に挙げた画像は、ドイツStandardgraph社製のシャープペンシル。以前エントリしたManufactum Drehbleistiftを送ってもらった際、おまけとしてドイツの方からいただいたものです。細い軸でありながらダブルノック式で、飾り気ないシンプルなメタル軸が素敵です。クリップを取ると何か工具みたいな感じがするのが私は好きです。

クリップを取ってもこんな風に段差が付いていると、何かその部分が欠如しているような不完全な感じがします。これがまたデザインがいい製図用シャープに結構多く、何度となくがっかりさせられています(その点、ぺんてるGRAPH 1000は「段差」があるものの、取っても違和感がありません)。画像のシャープペンシルは最近ゼブラから出たColor Frightですが、これもこの段差のせいでクリップをとると何か締まらなくなってしまいます。クリップの付いた状態は結構いいんですけどね…。

ぺんてるのGraphletやGraphGear 500のクリップは板状なので、切り取って曲げると小さなクリップが出来ます。加工はそんなに難しくなく、ペンチとやすりがあれば作れます。これだけ小さいのですが、クリップとして十分機能します。もちろん、手には引っかかることもありません。

シャープではありませんが、トンボマーキングホルダーのクリップは角ばっていて手に当たると痛いので、これも取り除いてみました。根本だけ残しているので、転がることもありません。それにしても、何かバズーカ砲みたいですね…。

最後に何度となく採りあげているAutopointのAll-American。一見すると着脱式のクリップではないのでクリップは取れないんじゃないかと思われるのですが、綺麗に取り除くことが出来ました。もちろんそのまま折るだけではなく、ちょっとした作業が必要なので、順を追って説明しておきましょう。

(画像左上→右上→左下→右下の順で)
1. 筒部分をプライヤーなどで引き抜く。グラグラさせながら引くと取れやすくなる。
2. 引き抜くとこんな感じで、リングが付いたクリップと筒が別部品になっている。
3. リングからクリップ部分を折り取る。思い切り折った方が根本から取れる。
4. リングを取り付け、さらに筒をはめ込む。
折れ痕は筒に隠れるので、特に加工しなくても綺麗に仕上がります。引き抜くときには必ずゴムやテープで保護しておく必要があります。
この丸軸でクリップのないAll-American、非常に書きやすく手に馴染むので、最近こればっかり使ってます。丸軸なのでころころ転がるのが難点ですが・・・。
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ところで、全く更新していない間に10万アクセスになってしまいましたね。
相変わらず寡作ですが、これからも続けていきますのでよろしくお願いします。
そんなブログでも見てくださる方に感謝して、今回も記念プレゼントを用意したいと思います。
何がプレゼントになるかは下の画像がヒントに・・・(一部ですが)。
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- 2008/04/22(火) 01:00:00|
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